ServiceNow, Inc. (NOW)
こんばんは。singaporefireです。
ここ最近、過熱する米国市場を警戒する記事を多く見かけます。今のところ実際に株価に大きく出始めたきにどのように動くのかをはっきり決められていません。事が起こった時に右往左往しないよう、どこかで事前に考えた方針の記録を残しておきたいと考えています。
さて今日はServiceNow, Inc.という会社です。
概要
- ServiceNow は、企業向けサービスマネジメントクラウドの SaaS (ソフトウェア・アズ・ア・サービス) プロバイダ
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2003 年にPeregrine SystemsとRemedy Corporationの CTO (最高技術責任者) であった Fred Luddy によって創立された
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2018年には、米ビジネス誌『Forbes』が毎年発表している「世界で最も革新的な企業ランキング」で1位となった
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IT、カスタマー、エンプロイーなどの視点から、企業内のあらゆる定型業務プロセスを簡素化・自動化することで、顧客体験や従業員体験の向上を実現させる
- 2018年には自然言語検索のFriendlyData、2020年には会話型AIプラットフォーム企業であるPassage AI、およびイスラエルに拠点を置くAIOps(IT運用向け人工知能)企業であるLoom Systemsを買収
データ分析
2014年頃からの株価の推移です。上場時の10倍です。
過去4年の 売上、利益、FCFです。営業利益がほぼありません。
過去4年間の事業費の内訳です。マーケティングに力を入れています。
考察
率直にいって非常に将来性のある会社だと思いました。企業のITオペレーションを包括的に管理するNow Platformというプラットフォームを提供しています。この部分は通常は効率化の余地が多いにあります。
加えて、製品も中立であることが重要なので割と巨大IT企業にも買収されにくいように思います。直近ではAI技術をもった企業の買収戦略も行っています。またおもしろいのは利益の大半を研究開発やマーケティングに使っている点です。まだまだ自社を大きくしていくことを考えているようですね。業績は今後も伸びていくことでしょう。
さて投資という意味では、米国市場の情報に乗ってある程度は上昇しきっているようにみえますね。既に上場時から株価も10倍近くになり、PERも119倍と恐ろしく高くなっております。一昔前だったら間違いなく有力な投資候補ですが、現在の状況を見て少し躊躇してしまいました。
暫定順位
暫定順位です。今のところVontierとServiceNowがよい感じです。ただVontierはNIOと若干被る部分もあるので、難しいところですね。
Rank | Symbol | Security | Founded | 業績 | 事業 | 株価 | 合計 |
1 | VNT | Vontier | 2019 | 4 | 4 | 4 | 12 |
2 | NOW | ServiceNow | 2003 | 5 | 4 | 2 | 11 |
3 | KEYS | Keysight Technologies | 2014 | 3 | 2 | 2 | 7 |
4 | ANET | Arista Networks | 2004 | 3 | 2 | 2 | 7 |
では今日はこの辺りで失礼します。また明日。