Masahの暗号資産 投資ノート

暗号資産の投資成績を月一で自分用に纏めています。

シンガポールで証券口座を開設する(2)

こんにちは。singaporefireです。
昨日に続き、シンガポールで証券口座を開設するまでの流れについて書きます。

証券口座開設の流れ

以下が大まかな流れになります。暫く前のことなので、若干どの順番で行ったかを忘れています。ご参考程度の情報でご理解を頂ければと思います。

  1. Singpass アプリの利用登録
  2. シンガポール銀行口座の開設
  3. SGXサイトでCDPアカウントを作成
  4. SGXサイトでe-Learningの受講し試験をパス
  5. Saxo Marketsでの口座開設
  6. ABSサイトのアカウント作成
  7. ABSサイトでCFDsのe-Learningの受講し試験をパス
  8. Saxo MarketsでCFDsの解放を申請

 

それぞれについて参照リンクとともに簡単にご説明します。

Singpassアプリの利用登録

まずはSingpassという政府アプリが利用できるようにします。これは日本のマイナンバーみたいなものです。日本でGmailFacebookのIDを使って色々なサイト登録できるのと同じように、Singapassの中のMyInfoという機能と連携させることで、シンガポールの様々なサービス登録ができます。

SingPass Login

Singapore Government - MyInfo

シンガポール銀行口座の開設

銀行口座の開設はここでは省略します。DBSやOCBCなどお好みの銀行口座を窓口またはインターネットバンキング経由で開設します。

SGXサイトでCDPアカウント作成

これも最初はなんのことか全然分からなかったのですが、シンガポールでは投資を行う際にSGX(シンガポール証券取引所)が管理するCDPアカウントというものを作成する必要があります。

What is CDP acount?

A CDP account, operated by SGX, provides an integrated clearing, settlement and depository facilities for customers in the Singapore securities market, including both equities and fixed income instruments. Simply put, whether you're buying bonds or stocks, you need a CDP account to proceed.

 これは政府が管理する投資家IDのようなものでして、シンガポールの証券口座は全てこれに紐づく形で管理がされます。これによって例えばSaxo MarketsからPhilips Securitisに乗り換えたいという場合も 、なんと株式をCDPアカウントに一時退避させることで、売却、再購入することなく移動させることができます。 一方で全ての取引はこの中に記録されることになります。

以下がCDPアカウントに関する説明です。シンガポール国民、永住権の取得者ここでもMy Infoが活躍するようですね。外国人は一からのフォーム登録です。

SGX Investors - Account opening

この申請フォームでは様々な書類とともにTIN(Tax Identification Number)というものが聞かれます。これはあまりはっきり書かれていないので分かりづらいのですが、要するにFIN(Foreign Identification Number)と同じです。

Tax identification numbers (TINs) - Organisation for Economic Co-operation and Development

今日で完結する予定だったのですが思ったよりも長くなったので3回に分けます。
ではまた次回。